白沢通園センターは、障がいを持つ方々が社会マナーと技術を身につけ、就労できるよう訓練することを目的とした施設です。 自社工場で豆腐、こんにゃく、きりたんぽセットの製造を行い、養鶏場では比内地鶏を飼育しています。 地場産の素材と自家製比内地鶏を使った「きりたんぽ鍋」は、毎年秋に開催される「本場大館きりたんぽまつり」で2018年と2019年に2年連続でグランプリを受賞。数ある名店の中から、一番美味しいきりたんぽ鍋に選ばれました。


白沢通園センターについて

白沢通園センターは、昭和57(1982)年に大館市の委託事業として開所しました。
その後、平成11(1999)年に社会法人大館圏域ふくし会の経営となり、就労移行支援、
就労継続B型支援事業として食品加工や比内地鶏飼育を行っています。
販売施設は交通量の多い国道7号沿いに建っており、そこから白沢集落の中を車で7〜8分走ると、
自然豊かな場所に工場と比内地鶏の鶏舎があります。
日々の作業に当たるのは、職員と利用者さんを合わせて約30人。
「知的障がいを持つ利用者が楽しく作業に励みながら、技術を身に着けることをモットーにしています。
利用者さんも職員も笑顔で仕事ができるよう、コミュニケーションを大事にしています」。
丁寧に作り上げた食品を「美味しい」と言ってもらえることが、利用者さんの励みになり意欲につながります。

 

工場について?

杉林を望む緑豊かな場所に建つ鶏舎では、鶏たちがのびのびと餌をついばんでいます。
近年、比内地鶏の飼育環境としては鶏舎内での平飼いが多いのですが、白沢通園センターでは年間約5500羽の比内地鶏を放し飼いで飼育しています。
「ヒヨコの状態から約40日間平飼いをしたあとは、屋外で放牧します。
ストレス無く成長するので、油がくどくないんですよ。弾力も旨味も全然違います」と、太鼓判を押す美味しさ。
自家製の比内地鶏からダシを取った秘伝のスープは、コクがあるけれどスッキリ飽きない味わいと人気で、全国に1万4千人ものリピーターがいます。
 

こだわり 〜商品・サービスなどで大切にしていること〜

地場産品を使い、自社工場で心を込めて作り上げます。
市内の契約農家から仕入れた「あきたこまち」と「ササニシキ」を使って炊いたご飯を、
半殺し(ご飯の粒が残る状態で潰すこと)にして成型し、炭火でじっくりと焼き上げる「手作りたんぽ」。
秋から冬にかけての鍋シーズンには、1日に700〜1000本ものたんぽを焼きます。
創業当時から変わらない門外不出の秘伝の比内地鶏スープも、もちろん手作り。
炭火で直焼きした香ばしいたんぽは、自家製比内地鶏スープとの相性バツグンです。
「本場大館きりたんぽ祭りでグランプリを獲得したきりたんぽ鍋を、たくさんの方に味わっていただきたい!」との思いで、日々作業に励みます。
 

今後の運営

白沢通園センターの食品は国道沿いの店舗で購入できるほか、JR東大館駅近くの「レストランいずみ」でも提供。
「きりたんぽ丼」や「昔ながらのたんぽラーメン」、「焼き鳥丼」など、自家製比内地鶏を堪能することができます。
「もっと多くの人に比内地鶏の美味しさを伝えたい」と、2020年の秋からインターネット販売にも力を入れていきます。
新商品となる比内地鶏缶は、タレ、甘ダレ、塩、タンドリー、モツ缶の5種類。比内地鶏の旨味と弾力がギュッと詰まった缶詰です。
お客様の「美味しい」という笑顔のため、生産・加工・販売の全ての工程に心を込めた、白沢通園センターの比内地鶏商品をぜひご賞味ください。